熱中時間　裏話

ＮＨＫ・ＢＳ2　「熱中時間　忙中”趣味”あり」（第三回）にお招きいただいた話
あるいはダメ出演者の、懺悔の巻

■　2004年4月18日（日）、夜22：45～23：45放送。ＢＳｈｉでは、翌週・土曜日（4月24日）放送。

　いやあ～、本気でごめんなさいです。スタッフの方々や出演者の皆さんにあれだけ助けていただきながら、ダメな自分が情けないです。ディレクター氏も編集にさぞやご苦労なさったことでしょう。ごめんなさい。

　言い訳になってしまうのですが、始終うつむき加減になってしまったのは、特に話の前半、ペナントの思い出に触れていくくだりで、話をしていると何十年も忘れていた出来事がびっくりするほど鮮明に記憶に蘇ってきてしまい、ああ、あんな事・こんな事があったなあ～と思い出で頭の中がいっぱいになってしまって。すんませんでした・・・。
　でも、本当にペナントって思い出を蘇らせてくれるんですよ・・・。

　収録前、打ち合わせ中。左の女性は中川緑アナウンサーです。
　私の「話と話の合間など、私はどこを見ていたらいいのでしょう」という質問に、「この世界には出演者しかいないんだと思っていればいいと思いますよ」とアドバイスしていただきました。なるほど。なのに結局はうつむいてばかりというダメっぷり。
　バナナと間取りのパネルも見えてます。

　実は、収録前の待合の部屋では、かの『間取りの手帳』の佐藤和歌子氏とご一緒でした。札幌三角館は現役・書店員ですが、佐藤氏もかつて書店でお仕事をされたことがあったそうで、本の並べ方で話が盛り上がってみたりしました。厚かましいほどのお話に、きさくにお付き合いいただいてありがとうございました。
　だって・・・、15万部ものベストセラーを出された方ですよ、だまってろと言われても、お話を聞いてみたいと思いませんか？。
　佐藤氏の著書『間取りの手帳』は、出版社「リトル・モア」から発売中です。どこの書店でも（ネット書店でも）すぐに取り寄せできるはずですよ～、未見の方は是非！。

　これも収録前、打ち合わせ中。谷本氏とディレクター氏を交えて。

　谷本氏に直接お会いしたのは、収録の前日・3月27日が初めてでした。それまではメールのみでのお話でした。収録前日、土曜日・夜の渋谷・センター街のど真ん中の居酒屋で、見本の単行本『ペナント・ジャパン』を見せていただいた瞬間のうれしさは言葉になりません。喧騒の中のペナント談義、「この話を直接放送してもらってもよいですよね！」なんて盛り上がりました。私は23：00くらいと思っていたのですが、同席していた私の妻につつかれて時計を見ると早25：00・・・。谷本さん、付きあわせてしまいました、すんません・・・。時の立つのを忘れる幸せな時間でした。

　　

　収録の合間、台本を手にくつろいだ表情の薬丸さん、東京女子大・黒崎教授、アイドルタレントの山川さん、そしてゲスト出演の大槻ケンヂさん。台本はあるのですが、話の流れでみなさんのアドリブがどんどん出てくるのです。実は、終始うつむき加減の私が幾度か顔をあげたのは、出演者の方のアドリブにはっとしたからです（ああ～、しょ～もな・・・）。

　進行役の中川アナウンサーが、万博ぺナントが二等辺三角形ではなく直角三角形であることを指摘してくださったところはオンエアされていましたね。また、残念ながらオンエアにはなりませんでしたが、大槻さんが大長編コミックの『サイクル野郎』を引き合いに出して自転車旅行とペナントについてツッコミを入れて下さったりして、これはすごくうれしかったです。私が大槻さんに「サイクル野郎！」とツッコミを入れてもらえたというのは、おそらく格闘技ファンが猪木さんにビンタしてもらうのと同じくらいうれしい出来事であると断言いたします。

　それにしても、薬丸さんもほんとにペナント集めてたんですねえ。冒頭で、張り方についておっしゃっておられましたが、あれは実際にやってみないと語れない事でしょう。薬丸さんが手にしてくださったペナント、私のペナントに新たな思い出が重なることになりました。まさに得がたい経験です。

　私の収録終了直後、スタジオのセットはこんな感じです。それにしても、数多くのスタッフの方がきびきびと役割をこなし、力を合わせて番組を作っているのだなあと実感しました。

　収録の後半は、「ペナント・ジャパン　ｉｎ　NHK」、谷本氏の登場です。
　谷本氏と直接お会いし、またお話させていただくのは今回の機会がほとんどはじめてでした。

　「ペナント・ジャパン」セットを前に、打ち合わせ中です。出演者の皆さんも、きれいに展示されたペナントに目が釘付けです。
　実は後で知ったのですが、収録が始まったあとも話が盛り上がるにつれて出演者がみんなペナントに見入ってカメラに背を向ける形になってしまい、スタッフの方が一生懸命（カメラの方に向いてっ！！）とジェスチャをしておられたらしいのですが、それに気が付いたのは進行役の中川アナウンサーだけだったらしいのです。恐るべし、ペナントの魔力！。

　「ペナント・ジャパン」収録前、ペナントに見入る薬丸さんと、単行本『ペナント・ジャパン』を手に台本のチェックに余念のない中川アナウンサーです。
　この収録後、薬丸さんに「どうもおつかれさまでした」と丁寧にご挨拶され、わたしは「こ、こちらこそお世話になりました・・・」と言うのが精一杯でした。だって薬丸さんですよ、あの「ヤッくん」ですよ～。皆さまには、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

　収録スタジオに駆けつけてくださった、「観光ペナント・レッドデータブック」のニカさんと。急の呼び出しにこころよく応じてくださり、ありがとうございました。いつか、ゆっくりとペナントや珍スポットのお話ができるとよいですね！。

　というわけでございます。

　ほんっとにお粗末な出演者の私でございました。すんませんでした。
　最後になりましたが、ＮＨＫの神谷様、ディレクタの柴田様、リサーチの牛久保様には特に大変お世話になりました。また、多くのスタッフの方々、出演者の皆様に助けていただきました。この場を借りて、あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。

ＴＶ番組「熱中時間　忙中”趣味”あり」は、ＮＨＫ・ＢＳ2（日・22：45～）およびＢＳｈｉ（土・21：00～）にて放送中です。

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（2004.04.20.19：30、　2004.05.10一部更新）