620x250mm、紙に印刷。房は縫いつけで、とても丁寧な造りです。
2009年11月、友人が鎌倉を訪れた際に街中の土産物屋にて入手、価格は750円だったとのこと。
さあ、これはどうでしょうか？、このペナント。いきなり「？」で始めちゃって申し訳ないんですけど。
サイズも房も往年の雰囲気を十分に感じさせるデザインですが、これは比較的に最近作られたもののように思います。もし、これが昭和30〜50年代に発売されたものだとしたら、大発見です。「日本」という地名表記の「昭和の観光ペナント」は、まだ見つかっていないはずだからです。「観光ペナント」以外ならあります。東京オリンピック開催時に「ＪＡＰＡＮ」というバナー（これは縦型三角だった）が作られていて、当展示館でも展示されています。
でも、これは数年内にジョーク商品としてコンセプトされ発売されたものでしょうね。
桜、富士山、金閣、五重塔、舞妓さん（あるいはゲイシャさん）。トドメに日の丸と「ＪＡＰＡＮ」の文字。誰にでも分かる典型的な「ジャパネスク」(？！）が笑いを誘うわけです。
でも、おそらくこれがジョーク商品として企画・販売されたものであったにせよ、往年のサイズと「房」を踏襲してみせたところに「本気の冗談」が感じられるんですよね。最近の復刻ものは、小さめ・房なし・上代（販売価格）500円未満あたりで留めておく、というのが主流だからです。
さらに手が込んでいるのが、裏面です。
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日付と「想い出」書き込み欄が、裏面に設けられています。往年のペナントでは珍しくありませんが、復刻ものとしては、これまた珍しい。
このペナント、鎌倉以外の場所でも売られているという話もあるようなので、探してみるのも面白いかもしれませんね。 |
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第三次展示室