730x240mm、ナイロンに印刷。
金色のシールに印字されたメーカー名は「OLIENTAL」、パテント番号は、「329488」。
ナイロン地に写真印刷、金色の合成樹脂の房、赤いタグと金色の紐。1970年代に、特に中部から東日本の観光地で多く販売された「オリエンタル」ペナントのひとつです。
ペナントの表題は「房総半島」なのですが、そのモチーフは海女さんです。房総のどこの海岸でしょうか？。
その姿に歴史を感じさせられますね。
昭和の、海浜の観光地の少なからぬ場所で、海女さんは「観光」という資源としても活用されました。このペナントのように、あるいは絵はがきのモデルになったり、昭和のお土産こけしのモデルになったのです。
この2013年春、NHKさんの朝の連続ドラマ「あまちゃん」で、ふたたび海女さんがクローズアップされています。海女さんという存在って、時代を超越した何かを持っているという他ないようですね。何なんだろうな。その魅力に理屈はいらない、ということでしょうか。働く女性は美しい、ということなのかな〜。
■参考文献 『海女のいる風景』 著/大崎映晋・自由国民社/2013年4月1日刊・ISBN 9784426116620
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第三次展示室