ほら、ないでしょう？、「あれ」が！。どこにも写っていないでしょう？。
おわかりでしょうか？、わが国の球史に残る巨人軍「永久欠番」、栄光の背番号「３」がどこにも写っていないし、記されてもいないんですよ。あの「３」がないのです！。
このペナントが教えてくれることは、稀代のアスリート・長嶋茂雄さんは自らの努力で「３」という背番号に永久の歴史と記憶を刻み付けたのであって、このペナントの製作時には、まだ「３」という背番号は現役の一背番号の数字なのであり、まだ伝説化したものではなかった、という事なのです。
それはつまり、背番号３は背番号３に生まれたのではない背番号３になったのだ、という事です。背番号「３」が持って生まれたものならば、このペナントにも「３」が表現されていたことでしょう。
昭和の野球ファンは、背番号「３」という生きた伝説の誕生を共有した人々に他ならないのです。
そしてこれ、間違いなくコンピュータによる画像処理が存在しない時代の写真ですからね。
白球とバット、そして腕のブレがすんごいリアル！。そして、白球を見据えるミスターの、一瞬のパワー！！。凄いじゃないですか！！！。
ペナントの裏はこのとおり。
チームのロゴを取り入れた、実に丁寧の造りなのです。
「ミスタージャイアンツ」長嶋茂雄さん！。永久なれ！！
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第三次展示室
