600x200mm、綿地に黒のフロック加工、その上に5色の印刷。
さらに、「SAPPORO」のロゴに赤の「ダイヤゴールド」加工が施されています。
なお、このペナントには、「財団法人スポーツ振興資金財団」の証紙が残されています（裏面に添付）。
このデザイン、EXPO’70のペナントでもあった気がする。同じ業者さんの製品でしょうね。
さて、このペナントのデザインの魅力とは、ひとことで言って、「アナログ」の温かみと、その圧倒的な迫力ということに尽きるでしょう。
このペナントのデザインは、CG〜コンピュータグラフィックスは愚か、写植すら使用されていません。これはおそらく職人さんがフリーハンドで下書きしたんだろうなあ、という素朴さに満ち溢れています。
まず眼を引くのは、「SAPPORO」のロゴを5色の枠線に被らせるという、実に細やかなこだわりでしょう。全体に五輪色の白と黒をうまく逆転させているところが隠し味ですね。
元はと言えば、ただのフリーハンドに過ぎないロゴを、レイアウトとダイヤゴールドという装飾を使って強引なまでに魅せつけてしまうという、この見事な力技！。そして、’72札幌オリンピックのシンボルマーク（雪の結晶をモチーフとしている）の手書きの味が、もうビミョ〜という他ありません（←ほめてるんです、これでこそ昭和のペナントなんですよね！）。
2014年11月、札幌市長の上田氏が、2026年の冬季オリンピック開催地として正式に立候補を表明されました。もし実現すれば、札幌において二度目の開催ということになります。問題はさまざまにあると思いますけれど、是非とも上手くいってほしいと願っています。
そして、スキージャンプのレジェンド・葛西選手が次なる地元開催のオリンピックに向けて意欲を表明しておられますね！。大いに応援させていただきますよ！！。
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第三次展示室