・ボーイング-７４７（羽田空港）　（2006.11.06）

・400ｘ902ｍｍ、当展示館所蔵品の中、最大級です。これはデカい。布に印刷。 　日本航空の鶴のマークが懐かしい、「ジャンボ」のペナントです。 　ボーイング−７４７は、２０世紀後半の旅客の高速・大量輸送時代を象徴するベストセラー機ですね。その「ジャンボ」のペナントを思い出したのは、１０月３０日（２００６年）、こんなニュースが目に入ってきたからです。 　『ジャンボ機、日本の空から引退へ…日航「最古型」退役』　（読売新聞） 　記事によると、「日本航空が保有する最も古い型のジャンボは３１日に退役するなど、初期型２９機は２００９年までにすべて退き、後期型も翌年から順次姿を消していく。」とのこと。折りしも、国産唯一の旅客機「ＹＳ-11」が日本の空から姿を消すこととなったこの夏に続いて、この報なのですね。 　ちなみに、日本航空は「ジャンボ」を１０９機受領して、世界一のジャンボユーザーだったのだとか。日航のジャンボ初就航は１９７０年７月（大阪万博の開催中ですね）の羽田-ホノルル線だったといういうのだから、これもまた象徴的ですねえ。また、「コンコルド」の日本初飛来は、その２年か３年後でした、確か。 　僕は、「ジャンボ」のエコノミークラスのシートがはっきりいって苦手でした。あの、肩と背を屈めるように座らせる独特の湾曲がねえ、１０分もすると背伸びしたくなるんですよねえ。だから、アームレスト１個分でもスペースで楽しようと、必ず通路側に席取ってましたね。通路側のほうが、ＣＡのサービスを受けやすいし、席を立つのも周りに気兼ねが不要だし。 　そうなんだ、飛行機で楽ちんしようというコツ（？！）みたいなものは、みんな「ジャンボ」のエコノミークラスで学んだのだよなあ。 　ペナントの部分を拡大すると、こんな感じ。ここまで細かい描線を書き込むイラストって、ペナントではあまり見かけませんね。 　リアルに見えて、あちこち「ん？」なところがあるような気もしますが、そのあたりはマニアの方にお任せいたしましょう。 ■リンク（外部）　ボーイング・ジャパン　http://www.boeing.jp/Home.do